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bitbank APIで仮想通貨を取引しよう(シークレットキー 編)

 この記事ではbitbankAPIで仮想通貨取引をする際などに使用するシークレットキーを環境変数に登録してプログラムで参照する方法を備忘録を兼ねて解説します。

シークレットキー

 bitbankのAPIを使って自分の資産を確認したり、仮想通貨取引をしたりするためにはシークレットキーを発行する必要があります。シークレットキーはbitbankの口座を作成して、マイページから「API」のタブにアクセスすれば発行できます。

 ここで発行されたシークレットキーは第三者に知られてはなりません。これが流出してしまうと第三者によって勝手に仮想通貨の取引をされてしまうなど、悪用されてしまう可能性があります。

 シークレットキーはプログラムで使用するのですが、ソースコードに直接記述することはおすすめしません。例えば、シークレットキーが記述されたソースコードをGitHabなどインターネットにアップロードしてしまうと他の人が見れるようになり悪用されてしまうかもしれません。最初は公開するつもりがなくても、念のため直接書くことは避けた方がいいと思います。

 この記事ではシークレットキーを管理する方法として環境変数で管理する方法を紹介します。

環境変数の登録

 windowsではコントロールパネルから「システムとセキュリティ」→「システム」→「システムの詳細設定」→「環境変数」で環境変数のウィンドウを出すことができます。

 環境変数の「システム環境変数」の変数名に適当な値を、変数値にシークレットキーを入力して登録します。
 ここでは例として、変数名に「BITBANK」、変数値に「test_xxxxx」を登録します。

環境変数入力例
環境変数入力例

プログラムでの環境変数の参照

 上で登録した環境変数pythonで参照する方法を紹介します。

 python環境変数を参照するには「os」をインポートして、「os.environ」で登録した変数値を呼び出します。
 プログラムは以下の通りです。

import os

secret_key = os.environ["BITBANK"] #変数値の呼び出し

print(secret_key)

 今回は環境変数名を「BITBANK」としましたので「os.environ["BITBANK"]」で呼び出しています。
 このプログラムを実行すると、今回登録した変数値「test_xxxxx」が出力されます。